受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

未来を期待される学校

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2026年11月号から転載

未来を期待される学校 ロゴ

順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校

成長に伴走する指導でめざす
生徒の「自己ベストの更新」
新校舎は学園の交流拠点に

仏教精神を基調とする人間教育を展開し、「知的で開放的な広場」となる学校像をめざす順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校。「自己ベストの更新」をスクールモットーとして、生徒一人ひとりの学びと成長に伴走しています。来年度、全学年がそろう「医学進学コース」や、2028年に完成予定の新校舎など、注目の教育環境と指導方針について、校長の富士晴英先生に伺いました。

入学時の学力を大きく伸ばす
手厚い教育プログラム

広野最初に、貴校が大切にされている教育理念についてお聞かせください。

富士本校では、スクールモットーとして「自己ベストの更新」を掲げています。中学受験ではどうしても他者との相対的な位置付けに一喜一憂しがちですが、他人と自分を比べる必要はありません。過去の自分を超える「絶対的な評価」を大切にし、努力を重ねて自己ベストを果たした姿をたたえる文化を築いています。また、本校の校章は真言宗の曼荼羅に描かれている三角形に由来しますが、これは支え合う三つの力を意味しています。教育現場に置き換えると、生徒はグラウンドでプレーする「プレーヤー」、教員はバッターボックスには立たずに横で支える「コーチ」、そして保護者は「サポーター」です。この安心・安全な環境のなかで、生徒たちが伸び伸びと成長することを願っています。

広野生徒や保護者にとって、努力と成長を認めてもらえる環境はとても心強いですね。

富士入学してくる生徒たちは、まだ未完成であり、非常に大きな「伸びしろ」を秘めています。週37時間のカリキュラムのなかには、中1から探究型学習を取り入れ、基礎・基本の徹底と主体的な学びの両立を図っています。一人ひとりの変化や成長をていねいに見守って指導していくと、ある瞬間に学力が飛躍的に伸びるタイミングがあります。本校は、入学時の偏差値・学力以上に大学進学実績を大きく伸ばす学校としても注目を集めています。

広野生徒一人ひとりの伸びしろから力を最大限に引き出すために、具体的にどのようなコーチングや学習管理を行っていらっしゃるのでしょうか。

富士中1の放課後には約20分間の「セルフスタディタイム」を設け、その日の学びや宿題を振り返り、整理できるようにしています。さらに、生徒は学習管理ノート「マイウェイ」を活用し、自分の課題を書き出して取り組むべき順位を決める習慣を身につけていきます。教員はそのノートを観察・確認し、個々のコンディションや学習ペースに応じたコーチングを行っています。

広野あえてノートに自分の手で書くことで、「やるべきこと」が明確になりますね。中1・2での学習習慣の確立はとても大切です。

富士特に中1の保護者の方々は不安なことも多いため、学校での様子と家庭での様子を早い段階から三者面談などでていねいにすり合わせます。小テストの結果や課題への取り組みなど、努力の過程を学校と家庭の双方で把握し、認め合うことで、生徒の自己肯定感を高めます。

こうしたプロセスを経ながら、大学受験まで進んでいくなかでも、わたしたちが重視しているのは、学びの天井を作らない「自己ベストの更新」ということばです。本校の生徒の多くは一般入試で受験します。学校推薦型選抜や総合型選抜で挑む場合ももちろん支援しますが、大学入学共通テストまでやり切る指導を行うことで、生徒が自分の進路をみずから切り開くタフさを養っています。

校長 富士 晴英 先生

大きな伸びしろを秘めている生徒たち。
一人ひとりに伴走するコーチングで
ていねいに見守って指導していきます

校長 富士 晴英 先生

体験を通した学びに重点を置く
「医学進学コース」

広野高い目標を持った生徒が集う「医学進学コース」も注目されています。

富士「医学進学コース」は来年度の入学者を迎えると、いよいよ中学・高校の全学年がそろうことになります。本コースでは体験を通した学びを大切にし、「なぜ医師になりたいのか」という動機を明確にして高い志を養うことに重点を置いています。順天堂大学とのさまざまな連携プログラムをはじめ、昨年は新潟大学医学部で地域医療の最前線を学びました。へき地医療の現状を知り、医師の大変さとやりがいを感じる機会となりました。今後はフィールドワークの場を海外に広げ、先端医療に触れる体験の機会を設ける予定です。また、高校進学時など途中で「医学進学コース」に挑戦できる機会も設けており、意欲のある生徒には常に門戸を開いています。

地上4階・地下1階の新校舎。開放的な交流の場となります

地上4階・地下1階の新校舎。開放的な交流の場となります

2028年完成の新校舎は
学園全体の交流拠点

サピックス教育事業本部本部長 広野 雅明

サピックス
教育事業本部本部長
広野 雅明

広野創立100周年記念事業の一環として、2028年に完成が予定されている新校舎についても、生徒や受験生、保護者からの期待が高まっています。

富士新校舎は、中学・高校だけではなく幼稚園から大学まで学園全体の交流拠点となることをめざしています。建物の内部には、ワンフロア全体を活用したサイエンスフロアをはじめ、広大なライブラリーやアート・ダンス・ミュージック用の空間などを備えた開放的な環境を構築します。年齢を超えたオープンな触れ合いやSTEAM教育などを通じて、非認知能力や自己表現力を伸ばし、多角的な視点を持つ人材を育みます。

広野最後に、貴校をめざす受験生と保護者の方々にメッセージをお願いします。

富士受験勉強を乗り越えてきた受験生の皆さんには、自分でも気づいていないほどの大きな伸びしろとポテンシャルが備わっています。一人ひとりの可能性を温かく見守る本校には、努力を結果へと結びつける環境が整っています。焦る必要はありません。意欲と希望を持って本校に入学し、仲間やコーチ(先生)と共に自分自身のベストを更新していってください。

共学校 私立 東京

順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校

〒164-8628 東京都中野区中央2-28-3 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅より徒歩3分
学校サイト

Information

www.hosen.ed.jp/risu-inter/admission_jhs/

※学校説明会などの情報は上記よりご確認ください。

スクールデータ