生徒の要望に応えた新企画も登場
正門には、カメラを彷彿とさせるデザインがあしらわれ、成城祭での思い出を鮮やかに切り取ります
9月12日(土)、13日(日)、成城中学校・高等学校で文化祭「成城祭」が開催されました。今年のテーマは「喜紡」(きぼう)です。この由来について、文化祭実行委員長の伊藤恒輝さん(高2)に伺うと、「生徒の情熱や来場者の方の笑顔という『喜び』を『紡ぎ合わせたい』という思いと、明るい未来への『希望』を描きたいという二つの願いが込められています」と語ってくれました。見どころを聞くと、20周年を迎えた名物企画「ウォーターボーイズ」、例年好評の「料理屋台」、今年からの新企画「フードコート」の三つを挙げました。
「ウォーターボーイズ」は有志の38名が、1日目は6公演、2日目は7公演もの演技を披露。コミカルな陸上でのダンスから水中での見事にそろった円や列のフォーメーションまで、息の合った演目を展開し、ラストの迫力ある人間タワーで会場を沸かせました。呼び込みなどの裏方に徹する生徒たちも同じ振り付けで盛り上げるなど、メンバー全員の強い一体感も印象的でした。
サブグラウンド周辺の「料理屋台」の出店も大盛況です。生徒会伝統の「漢の焼きそば」をはじめ、たこ焼きやケバブなどのメニューが並び、来場者が長蛇の列をつくります。また、「多くの生徒や先生からの要望に応えた」という伊藤委員長の発案で新たに登場した、2号館4階の「フードコート」も大人気。天候を気にせず、広めの教室で座りながら歓談できる場として好評を得ていました。なお、調理を担当する生徒は、すべて事前に家庭科室などで試作を重ね、保健所の衛生基準をクリアしたうえで本番に臨んでいるそうです。
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高1で出店や正門アーチの製作を経験し、「リーダーとしてのやりがいを知った」と話す、文化祭実行委員長の伊藤恒輝さん
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ウォーターボーイズは最高のシンクロを披露。息の合った演技や迫力ある人間タワーなどに拍手が起こります
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油そばやホットサンド、タピオカなど、幅広いメニューを提供する「フードコート」。家庭科室で生徒たちが調理しています
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サブグラウンド周辺の出店。食品団体としては、生徒会や高校のクラスのほか、保護者が参加することも
ステージ発表から体験ゲームまで充実
マット、縄跳び、吊り輪、飛び箱などで、跳躍、回転、ひねりなどをきかせた演技が圧巻の体操部
続いて、地下体育館では体操部やジャグリング部が発表を行っていました。体操部は大縄跳びや高難度の技を行うタンブリング、身長を超える巨大跳び箱「モンスターボックス」への挑戦など、アクロバティックな技の数々を披露し、大歓声が上がっていました。ジャグリング部もボールやボックスなどを巧みに操り、観客を魅了していました。
各教室の展示も賑わいを見せました。中学のクラス展示は「人間もぐらたたき」や縁日など、手作り感のあるゲームや体験型企画がめじろ押し。来場者の笑顔が目立ちました。また、高1・2生が現地で社会課題に取り組む海外研修「カンボジアキャラバン」の展示では、灌漑(かんがい)の効果やトゥクトゥクドライバーの就業実態などの調査成果をまとめた冊子を配布。受付の生徒は「ことばの壁を超えた取材は大変でしたが、非常にやりがいがありました」と実感を込めて話してくれました。注目すべきは展示・発表内容だけではありません。回収したゴミ袋の中身を生徒会の環境委員が手作業で再分別するなど、裏方で輝く生徒の姿も印象的でした。
2日間で過去最多となる1万人以上の来場者を記録した今年の成城祭。生徒たちの情熱が、見事な成果となって実を結びました。
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複数個のトスボール、ディアボロやシガーボックスなど、次々に巧みな技を披露するジャグリング部
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一つひとつ手に取ってごみの分別をする環境委員の生徒。文化祭の成功には、こうした生徒の取り組みもあります
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例年、中学のクラス展示の企画で人気という「人間もぐらたたき」。今年も多くの小学生が参加していました
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1955年、成城生によって製作されたドキュメンタリー映画「無限の瞳」の上映も。被爆の現実を今に伝えます