それぞれが得意なことを生かす
「台風の影響を受けましたが、みんなの協力があって開催できました」と話す高校生徒会長の久富健登さん(高2)
今年の「かんらんさい」は、前日の台風の影響で装飾の一部が壊れるなどの事態に見舞われました。「前日は想定外のことの連続でしたが、今日はみんな始発で来て、早朝から協力して準備してくれました」。そう話すのは、生徒会長の久富健登さん(高2)です。「今年初めて導入したデジタルパンフレットは、プログラミングの外部コンテストで最終審査に残る実力を持つ生徒が作成したものです。生徒それぞれが得意なことを生かして、みんなの力を合わせてつくり上げた『かんらんさい』です」ということばからは、仲間への感謝と、生徒主体で文化祭をつくる喜びが伝わります。
そんな「かんらんさい」の象徴ともいえるのが技術部の企画です。「ピザ窯を作ってピザを焼こう」と、窯づくりから挑戦。焼き立てのピザは大人気で行列ができていました。技術部はステージの設営や音響、ふだんは学校の備品修理なども担います。「人になれ 奉仕せよ」という校訓の下、ものづくりを通して学校を支える存在です。メインの活動は、本田技研工業が主催する燃費競技「Hondaエコマイレッジチャレンジ」への挑戦。部長の堀優斗さん(高2)は、「小学生のころから車が好きで、この技術部にあこがれて関東学院に入学しました」と話してくれました。
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台風が過ぎ去った晴天のグラウンドで演奏するマーチングバンド。スタンドは観客で満席です
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技術部のエコカーについて小学生に説明するこの中学生も、小学生のときに技術部にあこがれて入学
来場者を魅了する多彩な企画
茶道部のお茶会が開かれる「風樹庵」は、校内とは思えない雰囲気で風情ある茶室。木漏れ日が差し込みます
校舎へ向かう階段の途中にある茶室「風樹庵」では、茶道部がお茶会を開催。風情ある和の空間で、お茶とお菓子を振る舞い、来場者をもてなします。横浜バプテスト神学校を源流に持つ同校には礼拝堂があり、そのエントランスでは、「全国高校生花いけバトル」で準優勝の経験もある華道部の生徒による生け花が出迎えたほか、堂内では今年度「フラガールズ甲子園」総合3位のダンス部が演舞を披露しました。
晴天のグラウンドでは、全国大会出場などの実績を持つマーチングバンド部が迫力ある演奏を披露し、スタンドは満席に。屋外のパーラー(飲食模擬店)も大盛況で、剣道部のかき氷「氷魂注入」、バスケットボール部の「Mr.フランクフルト」、陸上部の「走れワッフル」には長い列ができていました。
文化系の企画も充実しています。将棋部の「将棋道場」では部員と対局でき、鉄道研究部では運転シミュレータや発車ベルを体験できます。ボランティア活動を中心に取り組むインターアクトクラブはポップコーンを販売。インドネシアの子どもの里親になる活動もしているため、売り上げは里子などへ寄付されます。
ハンドベル部のコンサートでは親しみのある曲が演奏され、体育館では少林寺拳法部が気合いの入った演武を披露。投げ技などの迫力あるパフォーマンスに、大きな拍手が送られました。
在校生が小学生に学校の魅力を伝える場面も見られた「かんらんさい」。かつて技術部にあこがれて入学した中学生が、小学生にエコカーの説明をしていました。受け継がれる情熱と伝統に触れ、「この学校に入りたい」と感じた小学生も多かったことでしょう。
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礼拝堂の入り口に並ぶ華道部の生け花が来場者を出迎え、「かんらんさい」に花を添えます
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笑顔で優雅なフラダンスを披露するダンス部。礼拝堂が南国リゾートのような雰囲気に包まれます
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暑い日となり、剣道部のかき氷店は大忙し。稽古で鍛えたチームワークを発揮し、笑顔で接客します
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鉄道研究部の運転シミュレータ体験や発車ベル体験に、電車好きの小学生たちが夢中です
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ハンドベルの美しい音色が重なり、礼拝堂に響きます。別会場には部員が教えてくれるハンドベル体験コーナーも
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礼に始まり礼に終わる少林寺拳法部の演武。気合いの入った掛け声が響き、きれのいい技が目の前で披露されます