ワシントン大学での本格的な語学研修
現地のキャンパスライフを満喫
左から、
世界史教諭
ワシントン大学研修担当 H.O.先生
N.K.さん(高1)、M.K.さん(高2)
―貴校ではワシントン大学と連携したアメリカ研修プログラムを実施されています。導入の経緯やプログラムの概要について教えてください。
H.O.本校では生徒の選択肢を広げるため、多様な国際交流プログラムを展開しています。その一環として、アメリカのワシントン大学と協定を結び、大学生を対象とする質の高いプログラムに、本校の高校生が参加させていただくことになりました。日程は約3週間で、午前中は大学で英語の授業を受け、午後は現地でのアクティビティやフリータイムを楽しむ充実したカリキュラムです。広大な大学のキャンパスや歴史のある図書館など、スケールの大きい環境に触れられるのも魅力です。
―お二人がこのプログラムへの参加を決めた理由を教えてください。
N.K.もともと海外に興味があり、中3のときに地元の自治体が公募するオーストラリア研修に参加した経験がありました。いちばん好きな教科である英語の力を、本場のアメリカでどれくらい試せるか挑戦してみたいと思って参加しました。
M.K.わたしも以前から海外や語学研修に興味があり、説明会でこのプログラムの詳細を聞いて、おもしろそうだと感じたのが参加のきっかけです。英語で海外の人たちと話せるようになるための一つの過程として、多様な文化や背景を持った人々が集まるシアトルという街に行ってみようと思いました。
―大学での授業や午後のアクティビティでは、どのようなことが印象に残っていますか。
N.K.午前中の授業では、ドルの使い方やカフェでの注文の仕方など、日常会話に直結する実践的な表現を学びました。アクティビティではシアトル水族館を訪れ、日本では見たことがないような巨大な水槽の魚を観賞したり、ヒトデに触ったりするなど、アメリカならではの雄大な雰囲気に驚いたことが思い出に残っています。
M.K.授業は生徒が問題を解いて、先生が解説するという、高校の英語の授業に近い形式でした。早稲田大や神戸大などの日本人の大学生と一緒に受けたのですが、皆さんフレンドリーに接してくれて、とても楽しく過ごせました。最終日には、自分たちで調べた課題を発表するプレゼンテーションに挑戦しました。アクティビティで訪れたパイク・プレイス・マーケットでは、活気ある市場の空気感を肌で感じることができました。
H.O.アクティビティはワシントン大学の学生もサポートしてくれて、生徒たちが会話を楽しみ、学びを得られる場面も多くありました。高校生のうちにこうした環境に身を置けることは非常に貴重だと思います。
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研修の初日に、ワシントン大学ビルディング前で参加者がそろって記念撮影をしました
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午後のアクティビティでは、アマゾンウェブサービス(AWS)の本社を訪れました
ホームステイで生活習慣の違いを実感
海外での経験が大きな成長につながる
―ホームステイ先では、生活習慣の違いから戸惑ったこともあったのではないでしょうか。
M.K.現地の洗濯機は大容量でまとめて洗うため、週1回しか洗濯ができませんでした。また、ホストマザーは早くに就寝するので、遅い時間にお風呂に入ることができず、調整するのも大変でした。でも、ホストマザーがリビングにいるときに、自分から積極的に話し掛けるようにして、徐々に打ち解けていきました。
N.K.わたしのホストファミリーは、お子さんが3人いる比較的若い夫婦のご家庭でした。お子さんの学校が夏休みだったので、朝早くから夜遅くまでみんなで出掛けることもありました。また、感情をストレートに表情に出すホストファミリーに対して、最初はどうすればいいかわからなかったのですが、自分もジェスチャーや表情を意識して、思ったことをはっきり伝えるようにしたら、居心地よく過ごせるようになりました。
H.O.帰国した生徒の顔を見ると、非常に充実した時間を過ごしたことが伝わってきました。空港でも笑顔でお土産を分かち合う姿が見られ、温かい交流が育まれたと感じています。
―今回のプログラムを通して、どのような成長を感じましたか。
M.K.以前は「間違えたらどうしよう」という不安がありましたが、失敗を恐れず自分から英語で話し掛けられるようになりました。気持ちがとても開放的になって、物事に柔軟に向き合う姿勢と積極性が身についたと実感しています。異文化交流の楽しさを知り、将来は国際関係の分野に進みたいという思いが強まりました。
N.K.研修中に多くの人と話すことができたのですが、自分の英語力の課題も見えたので、「もっと勉強してスムーズに話せるようになりたい」という意欲が格段に高まりました。将来は空港など英語を生かせる職場で働きたいと思っています。
H.O.教員としても生徒の頼もしい変化を感じています。帰国後は、文化祭の準備などでも主体的な姿勢が芽生えています。また、世界史の教員の立場から見ても、現地で歴史や文化を直接体感することは、知識が「立体的な実感」として迫ってくる貴重な学びとなります。研修後の振り返りを通じて経験を言語化し、さらなる成長につなげてほしいですね。
―最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。
N.K.「やらない後悔よりやる後悔」です。不安があったとしても、一歩踏み出せば新しい世界が広がります。十文字でぜひ挑戦を楽しんでほしいです。
M.K.新しい環境に飛び込み、自分で「何とかしよう」と工夫しながら過ごしていく経験は、生きていくうえで大きな力になります。十文字は新たな経験の選択肢がたくさんある、すばらしい学校です。
H.O.本校の強みは、生徒自身が「やってみたい」と思ったことに挑戦できる多様なプログラムと環境が整っていることです。海外研修をはじめ、自分自身の興味を発見できる機会がたくさんあります。チャンスがあったら挑戦したいと思う受験生に、ぜひ入学してほしいですね。