受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

授業は男女が別クラスで受け
行事や部活は合同の「男女併学」で
主体的に人生を切り開く人材を育む

帝塚山中学校・高等学校 校長 小林 健 先生

国公立大の医学部医学科に実績
キャリア教育は卒業生の協力も

集合写真

立見 卒業後の進路としては、医学部に進学する卒業生が多いですね。

小林 特に最近は、国公立大学の医学部医学科の合格者の増加が顕著で、昨年は26名、今年は29名でした。

立見 海外大学に進学する卒業生もいるのでしょうか。

小林 はい。今年は、海外の大学を選んだ卒業生もいました。

立見 貴校のような伝統校では、卒業生とのつながりが強固なイメージがありますが、キャリア教育の面でも、卒業生が協力してくれることがあるのですか。

小林 はい。たとえば、グローバルアカデミックプログラムという、ボストンでの研修に行った1期生たちが現在20~21歳になっています。昨年、彼らを招き、グローバルキャリア教育をしている今の中3生たちに、自分たちはボストンでどんな研修をして、どういう学びを得たかといった話をしてもらいました。やはり、実際に体験した先輩の話は、教員の説明より説得力があります。聞いている生徒たちの目の輝きが違うのです。そのように卒業生から在校生へと伝えていくような機会は、これからも大切にしていきたいと思います。

 また、東京大学理科二類と慶應義塾大学医学部の両方に合格し、慶應を選択した卒業生がいます。彼は今、医師の仕事をしながらベンチャー企業の経営もしています。その卒業生をキャリア教育講演会に招いたときは、医師でありながら起業家としての話もしてくれ、聞いていた生徒たちも大きな興味を持ったようで、目つきががらりと変わりました。まさに、卒業生は宝です。

松本 最後に、中学入試について伺います。今年度から思い切った変更をされ、複数回受験による加点制度を導入しましたね。

小林 はい。来年度入試については6月ごろに決定しますが、今のところ変更する予定はなく、加点制度を維持する可能性が大きいです。

立見 それでは、貴校をめざす受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。

小林 本校の生徒たちには、主体的に動き、自分で自分の人生を選ぶことができるような人材になってほしいと願っています。学校ではそれを可能にするような教育をしています。ただ勉強をして難関大学に進学できればいいというのではなく、その先を生きていける力を本校で身につけてほしいと思います。

立見・松本 本日は、貴重なお話をありがとうございました。

23年6月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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