さぴあインタビュー/全国版
ゆとりある教育環境の下、
大学進学の先を見据えた
独自の教育を展開
早稲田実業学校中等部・高等部 校長 恩藏 直人 先生
短くても外に出ることが大事
生徒の半数は海外を経験させたい
サピックス
教育情報センター本部長
広野 雅明
髙宮 海外研修に関しては、本格的な留学制度がいくつかありますね。
恩藏 現在、イギリスのラグビー校など2校への1年間の正規留学プログラムがあります。また、オーストラリアの学校とは8週間の交換留学を行っています。このほかサマースクールなど長期休暇を利用した語学研修を、アメリカ、イギリス、オーストラリア、スイス、ニュージーランドなどで実施しています。初等部でも台湾に行っており、早実全体で毎年100名ほどが海外を経験しています。わたしとしては、年間200名くらいは海外に行ってほしいと思っています。できれば卒業するまでに、生徒の半数は海外を経験してもらいたいですね。期間は短くてもいいのです。若いうちに親元を離れて海外生活を経験することはとても大事です。
広野 1年間留学しても元のクラスメートがいる学年に復学できるそうですね。これは大きな魅力です。
恩藏 数年前までは、帰ってきたらもう一度同じ学年をやるしかありませんでした。留学した期間の成績がつけられないので、大学に推薦入学するときに困るからです。今は留学先での学習成果が認められれば、その単位を本校の単位に振り替えられます。その意味では子どもたちが安心して行けるようになりました。学校としては今後、交換留学などの受け皿のバリエーションを増やしていきたいと考えています。
髙宮 現地での授業料との差額を負担しなくていいのもありがたいことです。パブリックスクールの授業料は非常に高いですから。
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