受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

イエズス会のリーダー教育で、
世界の課題を解決する
有為な人間を育成

六甲学院中学校・高等学校 校長 髙橋 純雄 先生

行事や伝統の訓育活動も
時代とともに変化


神戸の街を一望できる校舎5階にある学習センター。蔵書数は約7万冊あります

中川 特徴的な学校行事には、どんなものがあるのでしょうか。

髙橋 まず、体育祭ですね。全校生徒約1000人が一斉に行進し、さまざまな模様を描き出す「総行進」が最大の見どころです。本校では、そうした行事の企画・運営を生徒が主体的に行います。一方で、時代とともに変化もしています。多様性を大事にしながら、全員が参加できるような形式になりました。本校の体育祭は高3の体育祭委員がすべて企画するのですが、直前にニューヨーク研修に参加し、現地で人種や考え方などの多様性にじかに触れていることもあって、そのときの経験が体育祭にも影響しているように思います。たとえば、かつての体育祭は全員が上半身裸でしたが、現在では、着衣を希望する生徒がいることも考え、着衣での参加も可能になりました。

 変化ということでは、心身を鍛錬し、立派な大人に育てるために伝統的に行ってきた「訓育活動」も、最近は少し形を変えました。以前は、授業の合間に上半身裸で中間体操をしたり、トイレ掃除をしたりしていましたが、衛生面・健康面を考慮して今は服を着て掃除を行っていますし、中間体操も上半身裸になるのは希望者のみです。

24年1月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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