受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

この4月に新コース制がスタート
約半数が理系に進学する
神戸の伝統ある女子校

親和中学校・親和女子高等学校 校長 中村 晶平 先生

本人が希望する進路を応援
最近は海外大学をめざす生徒も

集合写真

立見 進路指導については、本人の希望する道を後押しするという方針なのですか。

中村 はい。「行きたい大学に進める学力をつける」のが学校の責任だと考えています。ここ数年は、新型コロナの影響もあり、難関の国公立大学に進学する卒業生が少し減りました。女子は、「遠くの国公立大学より自宅から通える私立大学のほうが安心」という選択をするケースもあるからです。しかし、これからは国公立大学の進学実績をもっと伸ばしていきたいと考えています。その理由の一つは国公立大学の理系学部は施設・設備がとても充実しているということです。また、国公立大学でも総合型選抜の割合が増えてきて、高校の探究活動で取り組んだ研究などが評価されるようになったことも、本校にとって魅力です。近年もそれで神戸大学に合格した生徒がいます。

立見 海外大学への進学者もいるようですね。

中村 はい。グローバルコースの前身である国際コースが高校にできてから、「外に向かっていきたい」という生徒が増えました。たとえば、韓国の延世大学など、指定校推薦の枠がある大学もあります。北京外国語大学やソウル大学校に進学した卒業生もいます。また、海外研修制度も充実していますし、ネイティブ教員が常駐している日本語禁止のイングリッシュルームもあり、昼休みや放課後に自由に入って話をすることができるので、中1の生徒も利用しています。こうした教育環境も海外志向を後押ししているのだと思います。

立見 それでは最後に、貴校をめざす受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。

中村 本校で学びながら自分自身を見つめ、「これになりたい」というものを見つけてください。本校はそれをバックアップし、「親和を卒業してよかった」と思える教育をしていきます。

立見・中川 本日は、貴重なお話をありがとうございました。

24年3月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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