置かれた場所で大きな花を咲かせよう
僕は開成を目指し、3年間努力していた。開成を志望校にした理由には、
●過去問との相性が合った。
●SAPIXでも一番上のクラスだった。
●理社の配点が高い(僕は理社が得意だった)。
の三つがあった。当日は、睡眠は十分とれていたし、緊張もほとんどしていなかったので、落ち着いて解けると思っていた。ところが、いざ問題を解き始めようとすると、僕は頭が真っ白になった。得意な問題がほとんどないどころか、苦手な問題だらけだったのだ。僕はこの時とたんに慌てはじめ、結局全然できなかった。そして結果は、「不合格」。とても残念だった。もし開成不合格だけが結果として出ていたのならば、僕はもう精神が完全に駄目になっていただろう。そこを救ってくれたのが聖光学院中学校の「合格」だ。
2日の朝、僕は落ち込んでいたし、あまりよく眠れていなかった。夜中、開成の入試問題の悪夢でうなされ、何度も起きたからだ。そして2日の入試は他の日の入試に比べ、不安が倍になっていた。聖光学院中学校の過去問との相性が全然合っていなかったからである。不安な気持ちのまま、問題を解き始めた。すると意外なことに、問題が面白い。気付けば僕は夢中で問題を解いていた。試験後もまだ興奮していて、面白かった問題の事を考えていた。そして前述した通り、結果は「合格」。僕は、とてもうれしかった。
過去問との相性が合わなくても受かることがあり、逆に過去問との相性が合っても失敗することがある。このことを胸に刻んで入試に臨むと良い結果が出ると思う。そして努力も必要だが、それと同じくらい大切なことは「学校との縁」だ。自分の希望通りの学校ではなくても、自分がそこに通うのは何か大切なことに違いない。努力だけでは合格するとは限らない。そこから合格へと引っ張り上げてくれるものが「縁」だ。
―祈・合格―