受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 海城中学校

最高の宝物

 我が家の受験は最後の最後まで粘り抜いた受験でした。

 3年生の12月からSAPIXの入室テストを受け続け、理社が難しくなってきたギリギリのラインで4年生の11月に入室しました。

 初めは、とっても面白いけれど大人でも難しい授業を理解できるまでポイント解説動画を見ていました。だんだん授業にも慣れてきて、次第に上のクラスに上がるようになりました。

 6年生の夏期講習は、頑張って毎日の課題をこなしていましたが、夏期志が始まって、志望校別の授業になってから、失速し始めました。内容が難しくなり過ぎたのでしょうか。その後も2か月ほど燻って、やる気のないまま。得意の算数も点数が取れなくなっていました。第1回合格力判定SOでは、今までに見たことのない低い偏差値を叩き出し、親としては焦りや不安を感じる中、SAPIXの先生から声掛けをしていただいて、次第にやる気を取り戻しました。

 正月特訓では、課題を一つ一つこなしていく中で、算数で手応えを感じたようで、100点取れそう!と報告がありました。過去問をやってもなかなか合格ラインに届かない状態でしたが、ある日突然、何か掴めた感じでした。算数の過去問でも8割取り、自信をつけることができました。

 ですが、受験は12歳の子供には過酷すぎる、試練の連続でした。1月千葉入試から、2月1日、2日までが続けて不合格となり、涙も流さない子供に、泣いていいんだよ、と伝えて、わーっと大きな声で一緒に泣きました。その後は前を向き、2月3日、4日の受験を淡々とこなしました。2月4日は、今日は勝ってくる!と力強く出発しました。最後の1秒まで諦めずに粘り抜いた、子供の底力に感動です。進学する学校は、1月に受験校を見直す時に先生が背中を押してくださった学校です。子供にとってピッタリの、素晴らしい学校にご縁をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。最後の最後に、親子で抱き合って、喜びの涙を流せたことは最高の宝物になりました。合格報告の際に先生が言われた通り、中学受験の醍醐味を全て味わい、親子で一回り成長できたように感じます。

 振り返ってみると、SAPIXのカリキュラムはよくできているなと感じます。教えていただいた通りに一つ一つ積み重ねていくことで、子供は確実に力をつけ、保護者会などでの説明を通して、親は一つずつ学校探索やスケジュール確認、出願、子供の朝型生活への転換など、やるべきことに着手できたと思います。

 また、悩んだ時や分からないことは、何でも相談して、丁寧に教えていただき、対応いただけたこともありがたかったです。子供にとって、先生の一言はとても大きいもので、大きな力になります。親にとっても、大きな安心になります。なんども不合格が続いたときには、もう一回前を向けるか、と問いかけていただき、子供は前に向くことができました。最後まで親身になって対応いただき、心より感謝申し上げます。