受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 海城中学校

合格までの道のり

 4年生でサピックスに入室し、巷にあふれている中学受験生の親がすべきことなどの情報に身構えていた私の心とは裏腹に、我が子は頑固で親の言うことは全く聞かず。フルタイム勤務で下に子どもがおり、私自身が勉強に伴走できる時間が少ないこと、夫の勤務時間が長いことも相まって、親は最寄り駅までの迎えなどのサポートのみでサピックスの勉強は完全に本人に任せていました。それでも、6年の夏頃までは多少のブレはありつつもそれなりに成績を保って、順調に受験生活を送っているように思われました。

 しかし、6年生秋頃にある事からメンタルが落ち、それと同時に成績も下がりました。成績の低下は自信の喪失と更なる成績低下につながり、最後のマンスリーの頃にはこれまでに在籍したことのないコースに降級。それまで受験にほとんど関わっていなかった私も、それからは子どものメンタル面のサポートと出願校の選定に最後まで頭を捻ることになりました。

 入試が近付くと、なかなか寝付けないと訴えることもあり、1月30日には「全部落ちたらどうしよう…」と夜遅くまで眠れなかったようでした。そのため、31日はよく眠れるように外に遊びに行かせました。それもあって、その日はよく眠れたようです。

 受験校については、メンタルのブレを考えて栄東中学校の前にどこかを受験しておくことが望ましいと判断。地方校の東京会場を吟味して出願しました。その後、2月は1日にSSで受講していた学校を受験。2日は当初巣鴨中に出願していましたが、1日午後の巣鴨中算数選抜合格を受けて出願締め切り間際に本郷中に出願。巣鴨の過去問は1年分解いていましたが、本郷はほとんど手付かずだったため、急いで1日の夜に学校が出している入試説明会の動画を見せました。翌3日は海城中を受験予定でしたが、前日に「SSで受講していた学校の対策に時間を割いていて、傾向の違う海城は対策をほとんどしていないから自信がない。受けたくない」と言い出しました。そのため、サピックスの先生に電話をし、説得いただくとともに出題傾向の要点をお聞きしました。

 結果は、SSで受講していた2月1日校は不合格でしたが、それ以外の学校は全て合格し3日に受験した海城に行くことになりました。試験を受けながら合格をもらうことで、失っていた自信と勘を取り戻していったようです。

 直前期には、合否の結果報告もあり何度もサピックスに電話をして、同時にご相談もさせていただきました。ありがとうございます。過去問や対策をしていない学校にも合格できたのは、サピックスの日々で基盤ができていたからだと思います。

 受験が終わり、当の本人は親の苦労をつゆ知らず、これまで何事もなかったかのようにケロッとして「中学受験をして良かった」などと大口を叩いています。

 受験生活終盤が順調でなかったことにより、意図せずして私の関わる時間が増えましたが、結果的に受験がより濃い思い出となりました。