受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 海城中学校

記述の壁を乗り越えて

 典型的な算数男子で、低学年の頃から暗算が得意でした。また、社会はネコが出てくる某日本史漫画を愛読し、知識なら負けない得意科目でした。一方、国語は最後まで苦手で、特に物語文が出た日には完敗でした。

 親が共働きなこともあり、なかなか家庭学習を見てあげられず授業時間イコール勉強時間であったため、勉強時間が不足していましたが、塾の拘束時間が増える六年生の夏以降に自然と成績が上がっていきました。

 その結果、海城中学が挑戦範囲に届くようになりましたが、問題は記述問題です。国語だけでなく、社会の長文記述が名物の海城の入試問題では普段の社会のアドバンテージが活かせません。さらに、理科の自分で論理を組み立てる実験問題も9月にはお手上げ状態でしたが、過去問演習において解答用紙を埋め尽くす解説で各教科の先生方が寄り添ってくれたおかげで、少しずつ解答できるようになりました。

●算数…夏休み前までは、テキストのBからE問題に絞って復習。過去問は時間のかかる書き出し問題を見分けて最後に解くなどのテクニックを徹底しました。

●国語…選択肢問題は最後の二つで迷って間違えることあり。出題者の立場に立って、引っ掛け選択肢を見分ける練習をしました。

●理科…大学レベルの(と親は感じる)実験データから読み取れる結果を論理的に考察。算数男子の計算力だけではなく論理力を試される骨太な試験でした。ネットニュースにもなっていましたが、今年の海城入試問題では大好きなポケモンを導入とした問題が出たため、試験後開口一番に「ポケモンのおかげで記述の疲れも取れた!」と嬉しそうにしていました。こうして子供の方を向いてくれる学校にお世話になりたいと改めて思いました。

●社会…正月特訓後、過去問は全て解き終わったのに記述が書けるようにならず、初めて社会の先生にお電話。問題の意図を汲むこと、提示資料全てのキーワードを記述に盛り込むことが重要。温かく励ましていただきました。最後の仕上げに1か月質問教室に通い、記述だけ集中して添削してもらいました。

 受験直前の1週間は私が有給取得し、おしゃべりな弟(と夫)は別室で静かに遊んでもらうなど、家族全員の協力のもと全集中で受験当日を迎えることができ、終わってみれば全勝を果たすことができました。

 今回の受験校の過去問は、海城以外は自宅で演習する時間が取れなかったので、海城対策と塾の授業で対応できた形です。 サピックスの先生方、ともに机を並べた同級生とご家族の皆様、3年間ありがとうございました。