多彩な企画と作品で来場者を魅了
今年度のテーマ「Constellation」と書かれたゲートが来場者を出迎えます。この日は雨がぱらついていましたが、会場内は大にぎわいでした
開成中学校・高等学校の「開成祭」は、今年で155回目を迎えました。当日は雨がぱらつく天気となりましたが、例年どおり多くの来場者が訪れ、会場は熱気に包まれていました。
今回の開成祭のテーマは「Constellation」です。「星座」を意味する英単語で、輝く才能を持つ開成生がつながってできる星座、来場者と開成生がつながってできる星座など、さまざまな思いが込められているそうです。
編集部が訪れたのは、初日の19日。最初に向かったのは、A会場で行われていた地質部の「開成地質博物館」です。鉱物や化石など、部員が採集したさまざまな標本が展示され、部員が一つひとつていねいに解説していました。さらに、化石レプリカ作りの体験も行われており、小学生が夢中になって作業していました。
地質部の「開成地質博物館」では、化石レプリカ作りの体験を実施。小学生も夢中になって取り組んでいました
次に訪れたのは、物理部による展示です。射的ゲームやドローン、段ボールでできた航空機など、「すべてを一から作る」をモットーに、部員たちが制作した作品が並びます。「コントローラーは自作だったが、通信モジュールが使えなくなったので、やむを得ず市販品を使用。自作のを使いたかったなー」など、制作の裏話も赤裸々に紹介されており、作り手の苦労が垣間見える楽しい展示でした。
多くの子どもたちが集まっていたのは、将棋部による「葬送の飛車ちゅう」です。一人の部員が何人もの挑戦者と同時に対局する姿は圧巻のひと言。開成の将棋部は、全国高等学校将棋選手権大会でベスト16になるなど、全国有数の強豪なだけに、子どもたちがみずからの棋力を試すのに打ってつけの場となっていました。
運動系のクラブも負けていません。グラウンドでは、ヨーヨー釣りや弓道体験、ストラックアウトなど、各クラブ・団体がさまざまな体験を行っていました。特に多くの来場者が集まっていたのは、ジャグリング部による「大道芸、自由自在。」です。部員手作りのバルーンアートの犬や剣などを配布しており、あまりの人気に配布が一時停止する場面もありました。さらに、バトンやディアボロ(中国ゴマ)などの大道芸を実際に体験できるスペースも設けられ、老若男女を問わず多くの来場者が挑戦していました。
「開成美術館」では、美しく描かれた風景画を展示。似顔絵を描いてもらえるコーナーもありました
文化祭といえば、美術部の展示も欠かせません。「開成美術館」では、部員渾身の風景画を展示していたほか、似顔絵を描いてもらえるコーナーもありました。短い時間で巧みに描かれた似顔絵は、開成祭の良いお土産になったことでしょう。
次に訪れたのは、高1有志による「開成神社」です。おみくじや御朱印を体験できる神社風の展示で、会場内には手作りのさい銭箱も設置。開成を志望する多くの小学生が訪れ、熱心にお参りをしていました。さらに、絵馬を掛けられるコーナーやフォトスポット、開成生と自由に雑談できるスペースも設けられていました。
ステージでは、「Mr.Kaisei」が行われていました。Mr.Kaiseiの称号をめぐり、エントリーした開成生が、ありのままの自分の個性や強みを発表する企画です。なかには落語を披露する生徒もおり、開成生らしい個性が光るステージとなっていました。ほかにも、女装コンテストや実験ショー、フィジカル最強を決めるスポーツ対決など、さまざまな企画が実施されていました。
開成生による授業や学校ツアー、先生と生徒とのクイズ対決、有名校の生徒たちによるディベート対決など、今年も多彩な企画が行われた開成祭。さまざまな場面から、生徒たちの熱意が伝わってくる文化祭でした。
物理部では、射的ゲームやドローン、段ボールでできた航空機などを展示。小学生も興味津々で、開成生の説明に耳を傾けていました
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理化学部の展示「大化学実験」では、来場者の目の前で物体に熱を加えるなど、本格的な実験を披露
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開成の俳句部は、俳句甲子園で何度も優勝経験のある強豪。部員渾身の句を集めた作品集『紫雁(しがん)』が配布されていました
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弓道部は、毎年恒例の弓道体験を実施。弓を引いた経験がなくても、部員がていねいに指導してくれます
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中1・2による「ROUND1-2」では、ボウリング体験を実施。小学生でも持てるように、軽いボールを使用しています
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Mr.Kaiseiの称号をめぐって、開成生が自分の個性や強みをアピール。巧みに落語を披露する生徒もおり、会場は笑い声に包まれました
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将棋部では、高い実力を持つ部員に勝負を挑むことができます。一人の部員が、何人もの挑戦者と同時に対局していました