さぴあインタビュー/関西情報
秘訣は毎朝の「20分テスト」
学校生活も楽しみながら
学力を伸ばして難関大学へ
金蘭千里中学校・高等学校 校長 大中 章 先生
伝統のキャンプや自然研修など
特色ある行事も豊富
中2の授業の様子。授業中は各自が必要に応じてタブレットなどを使用できます
大中 本校では、「自然に接する」ことも建学の精神の一つにしており、キャンプについては早くから全学年で実施してきました。大自然のなかにテントを張って寝泊まりし、飯ごう炊さんやキャンプファイヤーをすれば、仲間や教員との親密度が高まるからです。今年は学年を二つに分けて実施し、テントではなく宿舎に宿泊しました。
学校改革後は、この6年間のキャンプのなかに自然研修を盛り込みました。行き先は、中3が立山・上高地、高2が北海道です。この自然研修では、修学旅行のような要素も盛り込んだ内容にしています。
岡澤 自然研修ではどのようなことを行うのですか。
大中 高2の北海道では、農家や酪農家などに4〜10名単位でファームステイし、農作業や家畜の世話などを体験します。そうした交流を通じ、人間と自然との結び付きを学ぶ体験型学習です。また、アイヌの歴史を学んだり、大自然の観光をしたりします。ラフティング、トレッキング、サイクリング、カヌーなどのアウトドア・アクティビティーや、チーズ作り、ガラス細工、陶芸などのインドア・アクティビティーのなかから、各自が選んだものの体験もします。
一方、中3は、上高地、黒部ダム、立山室堂の散策が中心です。金沢市内では兼六園や金沢城や、今年は石川県観光物産館で選択体験もしました。
岡澤 学校行事も徐々に行えるようになりましたね。
大中 今年は、高1の夏に行う、希望者を対象とした英国研修も再開し、わたしも視察に渡英しました。しかし、大勢でステージで歌う合唱祭を再開するかどうかはまだ検討中です。文化祭に関しては、在校生の保護者の方には昨年から来ていただきましたが、今年は本校の受験を考えている小学生とその保護者の方にも開放しました。
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