受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

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 3年生の春に「聖光祭」に行き、息子が目を輝かせたことから中学受験がスタートしました。息子の志望校は最後まで揺るがなかったものの、成績の乱高下があってもあまり動じず、私ばかり焦る日々でした。入試が近づいた11月頃から、一週間の学習計画を自主的に立てるようになり、成長に感激していましたが、12月になり、「小学校の卒業式のピアノ伴奏のオーディションを受けたい」と言い出した時には啞然としました。入試直前の大事な時間だと説得しましたが、ピアノの練習を始めてしまいました。これには、ピアノを弾くことが息抜きになり勉強の集中に繋がるよう祈るしかありませんでした。

 救いは、息子はサピックスが大好きであったことです。サピックスの授業、仲間と過ごす時間がとても充実して楽しいと言いながら毎回通っていました。

 のんびり屋の息子の目の色が変わったのは、2月2日、聖光学院の入試の直後でした。「算数が難しかった」と落ち込んだ帰り道と、結果がわかった3日、先生からアドバイスをいただきました。先生方のお言葉は息子にとって大きな活力となり、気持ちを立て直すことができ、4日の第2回入試の朝にも確認しました。また、教科ごとに意識すべき事柄を書いたメモを試験直前に確認していたようです。結果発表の5日の朝、「合格おめでとうございます」の画面を見たときは、親子とも歓喜というより安堵感が大きくありました。

 悩んだ時はいつも、先生に相談すると視界が開けました。過去問をほぼ終えた頃、私の不安が募り相談した際にいただけた教科ごとのアドバイスは、壁に貼ることで息子と常に共有し、直前期にぶれることなく取り組むことができ、とても心強かったです。保護者会の内容も壁に貼ることで常に優先順位を認識できました。先生のお言葉は息子に本当に効果的です。提出した過去問への先生からの数々のコメントは、「なるほど~。先生凄いね」と言いながら、過去問返却直後だけでなく、直前期にも再確認していました。

 1月になると、息子には「合格するのに必要なことを一番わかるのは自分自身のはずだから、先生のアドバイスを思い出して自分でやるべきことを考えてやったほうがいいと思う」と伝え、私は時折、やるべきことの漏れがないか息子に問いかける程度にしました。また、学校はお休みしていたので、息子が大好きなサイクリングを毎朝1時間強している間、私は友人と楽しくお喋りしながらウォーキングをすることで、親子ともリフレッシュできて充実した時間になりました。

 親子ゲンカも多々あった日々でしたが、サピックスで過ごす日々を息子はとても楽しんでいました。そんな環境で過ごさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。息子は達成感と喜びを胸に小学校の卒業式でピアノを弾きます。楽しく充実した時間を本当にありがとうございました。