親子二人三脚
「聖光学院を目指してみようかな」
サピックスの帰り道、息子が急に言いだしたこの言葉を今でも鮮明に覚えています。自分の意思があまり無く、親の言うことをよく聞く典型的な良い子ちゃんタイプだった息子が、自分で目標を見出したことがとても嬉しく、その目標を全力で応援してあげたいと思い、母親としてしてあげられることを私なりに頑張ってきました。
結果として聖光学院から合格をいただくことができましたが、そこまでの道のりは大変なこともたくさんありました。
息子は国語が信じられないほど苦手でした。それでも「まぁ6年生くらいになったら成績も伸びてくるだろう」と、何の根拠もないのですが、かなり楽観的に捉えていました。しかし、当たり前ですが、そんなに甘い話はありません。6年生になるにつれ、国語の成績はどんどん落ち、夏前の組分けテストの偏差値はまさかの37.4。これにはかなり焦りました。もういっそのこと国語は捨ててしまおうか…そんな考えも頭をよぎりました。
そんな時、SAPIXの国語の先生から国語Aの解法メソッドを解き直すことと、テストや模試をもう一度復習してみるよう指導していただきました。そこから、夏休み終わりまで、かなりの時間を国語に費やしました。もちろんそんなにすぐ成績に表れることはありませんでしたが、秋以降のサピックスオープンを受ける頃には、記号問題などの正答率はかなり安定してきて、冬期講習くらいには記述もだいぶ書けるようになっていきました。それでも他の科目と比べれば不安の残るものでしたが、本番は4科目で合格点が取れればいいと言い聞かせ、自信をつけさせました。
2月2日。「この日のために頑張ってきたから、あとはやり切ろう」と息子を送り出しました。次の日、合格を伝えた時の嬉しそうな息子の顔は一生忘れません。息子の努力が報われた瞬間でした。
この合格は、息子の頑張りはもちろんですが、色々我慢してくれた次男、一切口出しをせずいつも穏やかに見守ってくれた夫の陰ながらの支えがあったからこそ掴み取れたものだと思っています。勉強できる家庭の環境は非常に大切です。
最後になりますが、憧れだった聖光学院に合格できたのは、サピックスの先生方が息子に勉強の楽しさを教えてくださり、日々励ましてくださったおかげだと思っています。特に国語の先生には、最後まで息子を気にかけていただき、大変感謝しております。夏前のアドバイスがなければ、間違いなく合格には辿り着けなかったと思います。
最後の最後まで頑張り抜いてくれた息子、今までにない感動を体験させてくれてありがとう。