受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

娘と成長した中学受験

 2月2日14時、桜蔭中学校、合格! 娘の満面の笑みを見た時、新3年生から通ってきた長かった中学受験が終わったと実感した。

 娘と私の中学受験の一番の苦労は、娘の精神面のサポート。なぜなら、娘の通う市立小学校は中学受験をしない子が多数で、友達からも遊びの誘いなどの誘惑が多い中、サピックスの大量の家庭学習をしないといけない状況に精神的に参ってしまうことも多々あったからだ。何度も何度も娘と話し合い、今、何をするべきか、相談した。時には泣いて、本当に中学受験をすることが正しい判断か迷うこともあった。そんな中、サピックスへ通うことで、同じレベル、目標を持った同士と勉強するという環境で、自然と「勉強をし、理解していくこと」、その楽しさを本人が気づき、現在、桜蔭に合格した今も、勉強をするという習慣が身についたと思う。

 具体的には、算数。ひたすら解く。解答を見るのではなく、自身で考える時間をしっかりとることを意識させた。サピックスの算数の量はとても多い。娘の負けず嫌いもあり、算数の問題はすべて解いてきた。その中で娘はいわゆる「ボンミス」が多いので一問一問をミスしないよう、途中計算を書く、間違いがないか確認しながら解いていくということを意識させた。国語。長文読解が苦手なので、毎回の授業内容を丁寧に解く。解答のポイントを本人に考えさせて答えるように導けるよう、丸付けをした。ただ親ではフォローも限界があったので、サピックスの先生には個別面談などで相談し、娘の解答を確認、丁寧に採点していただき、今の娘に足りないことを指導いただいた。社会・理科については、初めて習うことも多く、暗記が苦手な娘は苦労したが、社会はSS特訓の単科講座を選択し、そのプリントなどを親がファイルに整理、まとめ、受験当日まで確認できるようにした。理科については、4年生から初めて習う分野で、理解ができていないところについてはテキストをコピーし、2度解くように指導し、内容を習得してきた。

 サピックスのテキストは内容が多く、すべてを一度で理解することはとても難しい。ただサピックスのテキストはそれだけ内容が濃く、そのテキストをしっかりこなしていくことで内容定着、応用力もつき、桜蔭合格まで結びついたかと思う。桜蔭に合格するために何か特別なことをしていたわけではなく、サピックスの授業をこなす、しっかり内容を定着させてきた、それが娘の合格につながったと思う。

 サピックスでのそのような、勉強の姿勢は、中学受験の先にある、大学受験、就職…、娘のこれからの人生にとって「勉強することは自身のために必要なことだ」というこれから先の過ごし方へのいい機会になった。大量の復習、課題…めげてしまうこともたくさんあると思うが、中学受験という経験によって、お子様の成長へとつなげることができる貴重な機会になるかと思うので頑張ってほしい。