受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 桜蔭中学校

SAPIXという灯台に照らされて

 娘は、知的好奇心を刺激する授業や、先生に褒められる喜び、仲間と切磋琢磨できる環境に支えられ、楽しくSAPIXに通い続け、受験した7校すべてから合格をいただきました。家庭で最も重視したのは「復習の徹底」です。教材をコピーして問題だけの状態にし、間違えたページには付箋を付け、付箋がなくなるまで繰り返し解き直す方法を続けました。初めは算数の新しい解法に苦戦しましたが、「できなくて当たり前、復習で身につければよい」と声を掛け続けました。5年生で尊敬できる算数の先生と出会い、褒められた経験をきっかけに学習姿勢が大きく変化。夏休みには算数を中心に深く考える習慣がつき、質問教室にも通うようになり、偏差値も上昇しました。この出会いが大きな転機だったと思います。

 毎日の基礎力トレーニングや授業の復習だけは終了させることを目標にしていましたが、他の習い事との両立は難しく、5年生では土日にまとめて取り組むことも多く、親にとって最も大変な時期でした。6年生でSSが始まると、すべてを2周することは難しくなり、授業で指示された内容に集中しました。不安を感じて校舎責任者の先生に相談した際、「気持ちよく受験させてあげれば大丈夫」と具体的な説明とともに励まされ、親の気持ちも安定しました。過去問で分からない点は質問教室で解決し、模試の結果を信じて後方支援に徹しました。他塾の模試は1度のみにとどめ、SAPIXの教材と指導を信頼して進めました。

 本番でも娘は落ち着いていましたが、2月1日(第一志望校)の試験後はミスに気づき不安定になり、急きょ先生に相談しました。信頼する先生と話すと驚くほど落ち着きを取り戻し、翌日の試験に平常心で臨む事ができました。第一志望校の結果は補欠で一度は落ち込みましたが、校舎に連れていき、先生方と話した後は元気を取り戻し、本人の希望で3日の試験にも挑戦。その最中に第二志望校の合格、さらに第一志望校から繰り上げ合格の連絡をいただき、最後は嬉し涙で受験を終えることができました。

 SAPIXは決して冷たい塾ではなく、必要な時には非常に手厚く支えてくださる存在でした。本番が近づくほど親の不安も大きくなりますが、迷った時は先生に相談することが何よりの支えになります。3年間、娘は授業で褒められた出来事や学んだ内容を何度も楽しそうに話してくれました。授業でもらったシール(特別な物があるようです)を大切に保管し、本番のお守りにしていた姿が印象に残っています。理解できる喜びと認められる喜びを与えてくださった先生方に、心から感謝しています。どうか新しい年度もお体を大切にお過ごしください。