受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

30%からの「キセキ」 ~普通部合格までの軌跡~

 僕は、第一志望こそ縁がなかったものの、第二志望の普通部に合格することができたのでそれまでの軌跡を書いていきます。

 僕は、4年生の時、労作展を見て普通部を志望校にすることに決めました。しかし、合格までは苦難の連続でした。5年生の時は、それほど悪い成績ではなかったのですが、6年生になると合格可能性30%と絶望的な状況に陥ってしまいます。大きな原因は、テストで偏差値45を下回る時もあった算数でした。

 そして、9月に入り過去問を解くと、50点も取ることができず、2月1日の受験校変更を何度も検討しました。それでも父に、絶対に合格できると言われ、このまま普通部を受験することに。しかし、過去問の点数は伸びず、受験者平均点にも届かず、本当に合格できるか不安になりましたが、父の励ましに何度も助けられ、点数が悪くても絶対に合格できると信じ過去問を解き続けました。しかし、それでも点数は大きく伸びることはなく、冬期講習、正月特訓が終わってしまいます。あと1か月で算数で最低でもあと2~3問確保しなければならない絶望的な展開となり僕は不合格を覚悟しました。

 その後、最悪なアクシデントが起きてしまいます。精神的柱である父が体調不良になってしまったのです。父には、引率もお願いしていたため、僕は大きな不安が当日まで残ることになります。しかし、それでも父は、僕の運命の日だからと、前泊と引率をすることになりました。

 そして、迎えた当日、体調不良でも送り出してくれた父、サポートしてくれた母の姿が頭によぎり、絶対合格すると心を燃やしました。そして奇跡が起こります。前日までできなかった算数がなんとできたのです。手ごたえを残し試験を終えます。

 そして、2日、父が手にしていたのは合格書類。絶望的な状況から合格するという奇跡に泣いてしまいました。諦めずにがんばれば絶対報われます。がんばれ! サクラサケ!