受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

受験の軌跡、書いてみたら

 家族から「受験の軌跡、書いてみたら」と言われたのは12月。そこから結果が出るまでは一瞬だった。

■序章

 小学校入学と共に算盤、2年生からプログラミング教室とテニスを始める。6年生の夏休みからはサピックスに専念。

■第一章 ~入室から6年前半~

 1年生の後半、初テストとなる入室テストに苦戦し、下位クラスからスタート。低学年では、算盤とプログラミングが成績に貢献。算盤で養った計算力と暗算力は、算数の得点の土台となり、更にプログラミングの動作や空間を予想する思考力は、図形問題の得点に繋がった。中学年では算数に加え社会を得意科目としたが、これは親の影響が大きい。歴史好きの父、旅行好きの母と歴史や地理にかかわる会話やクイズが日常的に家庭であったこと、国内外の旅行に多く行き体験を積ませたことが功を奏した。高学年では、本人のモチベーションが大きく変化。優秀で面白い友人達と一緒のクラスで授業を受ける事が最大の目的になっていた。サピックスから帰宅すると、授業について楽しそうに話していた。我が家では、目的達成のために特別な事は行っていない。サピックスの指導通りに先取りは行わず、家庭学習で授業とテストの復習・やり直しを徹底した。

■第二章 ~6年後半から入試直前~

 この頃は、絶対的な自信を持つ社会と、持ち前の記憶力と計算力が活かせる理科で大崩れを逃れていた。国語は、長文との相性で結果が左右されていたが、授業で記述をやり込んで、書けるようになっていった。また、漢字・慣用句のミスや誤字脱字をなくすことも意識させた。夏期講習も終わり、過去問に着手すると、算数の点が伸びず、心配の種だったが、冬期講習と正月特訓後にはアウトプットができるようになっていた。本人の気分がのらない時は、私とどちらが先に解けるか競争したり、妻が問題をクイズ風に読み上げ、百円ショップで買った早押しボタンで答えるなど、気分をリフレッシュさせながら最後まで向き合い続けた。

■第三章 ~試験当日から結果~

 最後まで夜型を克服できずに受験を迎えたが、埼玉・千葉校は前泊せず明け方、自宅から向かった。電車の揺れが強く、気分が悪くなったそうだが、結果を残しており、正月特訓を経て確かに体力がついたと感じた。2月1日の当日は、出発時刻が遅いこともあり、朝は余裕があるように見受けられた。妻が「マンスリーと同じように楽しんでおいで」と言葉をかけ送り出した。試験後、本人から「結構、緊張した」との報告。結果が出たのは、精神面でもしっかり成長できていた裏付けだろう。

■終章

 2月1日。隣の受験生が試験中に嘔吐する事態が発生。試験の手応えも悪いとのことで、サピックスに相談。担当の先生から、「異例の事態をよく乗り越えた」とお言葉を頂いた。事後であったがとても有難かった。1年生から本番まで、親身になって付き合って頂き、先生方、感謝申し上げます。