受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

息子を信じて良かった!

 「SAPIXに通いたい」と言い出したのは息子本人でした。入室テストでは彦星の名前もわからず社会は20点台。真ん中より一つ上のクラスからのスタートでした。4年生の夏期講習から入ったので1学期のまとめが急ピッチではじまり、夜の電車通塾、山のような家庭学習と、今までと生活が一変し、私も主人も正直いつまでもつかな…と思っていました。けれど息子はSAPIXが大好きで一度も嫌がることなくうれしそうに通い、苦手な国語や社会も真剣に取り組む姿を見て、本人がやりたいことをやらせて本当に良かったと思うようになりました。勉強は当初ほったらかしにしていたところ、テキストの内容がまるで定着していないことに愕然とし、私もテキストを読み丸付けした後一緒に間違えた箇所をやり直し、さらにテキストの解説をして一問一答するということを続けました。間違えたところや注意点は私の言葉だとスルーしてしまうので、テキストに簡単なキャラクターをかいてその子からコメントするようにすると「ちっちゃい子いる?」と楽しそうにテキストを開くようになり「ちっちゃい子がいるから頑張れる」と気持ちの支えにもなったようです。

 5年生になると志望校で悩み始めます。息子が受験しようと思った理由が大好きな算数・数学を思う存分やりたい!というものだったので、数学部のある学校を探しました。

 彼の成績は当初真ん中スタートから2か月後には最上位クラスになるも、その後徐々に下降し5年生は2番目と3番目のクラスを行ったり来たり。距離が遠かったり数学部がなかったりレベルが高すぎたりと志望校が見つからず、入試直前になっても毎日のように家族で相談するという状態が続きました。しかし、本人の中ではいつの間にか開成に行きたい、少しでも可能性があるのなら一生に一度のチャレンジをしたい、という目標が定まっていたのです。しかし開成が安全圏内に入ることは数回のみ、SSのコースをどこにするのかも悩みました。本人の意思を尊重し、筑駒開成コースを受講するも、当初は1のクラスだったのが2へ下がり、後半は1に上がることなく、開成の学校別SOも1回目40%、2回目60%で個別面談では「正直五分五分です」と言われたため、私は開成受験が怖くなり、2月1日は成績的に安全圏で数学同好会もある別の学校を受験するよう息子に諭すようになっていったのです。息子はあまり自分の意見を主張しないので何も言いませんでしたが、悲しそうな表情をしていました。ただ頭から離れなかったのが個別面談での「たとえご両親が不安でも、本人がそこまで強く開成受験を希望しているのなら、そこは腹を括るしかないかと思います」というお言葉でした。最後は2年半、今まで精一杯頑張ってきた息子本人の意志が何よりも大切だと考え開成を受験し、彼は見事自分の夢を勝ち取ることができました。本当に息子を信じて良かった! 最高の学習環境と最後に背中を押してくださったSAPIXの先生に心から感謝申し上げます。