受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

SAPIXと叶えた開成合格

 2月3日、最後の試験を終え、晴れやかな表情で会場を出てきた息子は、すぐにスマホを手に取り慎重に受験番号とパスワードを入力、既に行われている開成中学の合格発表へアクセスした。第一志望、3年間憧れ続けた最難関の学校、壁はずっと高かった。ケアレスミスが多く点数を大きく落とす事から中々脱却出来ないし、じっくり思考型な為にスピードに弱く最後まで解ききれずに、点数を伸ばせない苦労をずっとしてきました。だからどんな結果になっても必ず支えよう、そう決心していた時、目が合った息子の顔はまるで満開に咲いた花の様にニコッと微笑んだのです。合格したことが伝わってきて、自分の人生では経験した事がない程の喜びを感じました。

 幼い頃から、歴史や地球の起源に関心が有り、年表や世界地図を強い集中力を持って読む姿を見て、学問に浸れる私立中学に進学するのが合っていそうだなと思い、新4年生の時にSAPIXの門を叩きました。下から2番目のコースからのスタートでしたが、自分の意思で始めたヴァイオリンや大好きな鉄道に乗るために全国様々な場所へ出掛けていた時の様な好きな事に熱中していた日々同様に、SAPIXの授業にのめり込みました。「国語の問題はね、根拠を見つける事で登場人物の心情が解るんだよ!」「理科の先生が本物の蚕を見せてくれた!」「今日はシールを大量にもらった!!」。帰り道には必ずその日の出来事を弾む声で話してくれました。楽しい授業のおかげで入室後間も無く最上位コースに到達していました。

 SAPIXの凄さを語る上で欠かせないのが、頼れる先生が大勢いらっしゃるという事です。膨大な家庭学習をも全て息子自身が管理していた為、親の出番は殆ど無かったのですが、成績が下降した時にはSOSを発してくれたので、学習相談アンケートを使って担当教科の先生に何度かアドバイスをお願いしました。返ってくるのは的確で迅速な対応、直近5回ものテストを分析してくださり、失点の原因は何か、今後取り組むべき対策についてどの教科の先生も丁寧に教えてくださいました。世間ではSAPIXは冷たいと言われたりもする様ですが、私が経験したのは一人一人を良く見てくれる熱心な先生がいる最高の場所でした。息子が楽しみながら賢くなれたのは、紛れもなく先生方のおかげです。本当に有難うございました。心から感謝申し上げます。

 そして3年もの長い間、高い目標に果敢に挑戦し続け戦い抜いた息子、貴方はお母さんの誇りです。泣きながら時計算を攻略していた君、社会科の先生がくださったミッションを誰よりも早く達成する為にできるだけ早くSAPIXに向かった君、頑張っていた姿全てが宝物です。文化祭で見たかっこいい開成のお兄さんに今度は貴方がなる番です。仰ぎ見ていた学校で学べる喜びとそこまで引き上げてくださった先生方への感謝を忘れずに、楽しい中高生生活を送ってください。受験全勝、本当におめでとう。