受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 開成中学校

諦めない心

 私は6年生の後期のテストで思うような結果を出せませんでした。前期には良いときで70%あった第一志望の開成の合格可能性も、後期には20~50%で推移するようになり、合格も遠のいてしまいました。でも、そんな中でも、「開成に行きたい!」という強い思いは捨てませんでした。だからこそ、諦めたくなるような結果が出ても、開成を目指し続けられたのだと思います。そして、冬期講習や正月特訓は、合格したいの一心で戦い抜けました。

 しかし、1月になると、「自分は合格できないのでは」、「自分の努力は足りていないのでは」と思うようになり、自信がなくなっていきました。そんな中で助けてくれたのが、SAPIXの先生でした。1月に受けた、栄東中の東大特待が不合格だったことで落ち込んでいるときにした相談の電話で、先生が勇気づけてくれました。そのおかげで、私はもう一度、開成に気持ちを向けることができました。入試直前に、自信が持てないという心境を打ち明けたときには、授業前に時間を作ってくれて、2人きりで話してくれました。そのときに先生とした会話は、今でも忘れられません。私が入試本番を、万全の状態で迎えられたのも、こうした先生たちの支えがあってこそだと思います。

 入試本番では苦手だった算数でも粘り強く戦い、過去問では時間が足りなかった社会も解き切ったことで、開成に合格することができました。私は中学受験を通じて、人生で初めて、「努力によって苦手を克服する」という経験ができました。