受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 開成中学校

結局は「調子」が左右する

 僕は、五年生の夏からSAPIXに入室しました。新六年生のコースを決める新学年組分けテストで、偏差値67が73(最高)へ伸び、有頂天になって、その次のテストで63、その次の次のテストで62(最低)を叩き出しました。これは六年前期なのでまだ取り返せますが、後期だったら確実に本番で落ちていました。実際、取り返すのに約半年かかりました。これを読む受験生は、こうならぬうちに努力を一度でも怠らぬよう心がけてください。

 ただし、手前味噌ですが、一応67から73へ伸ばしたことは自分でもすごいと思うので、その時に何があったのか書きます。

 まず、あの時、季節的に冬であったため、他の皆は調子が悪く、北海道出身の僕は相対的に有利でした。また、その頃、何を思ったか親がテストに本気で、大量のプリントをやらされました(その頃、僕も親の影響でやる気があった。やる気は勉強に不可欠で非常に大切なものです)。そういった訳で親子共に本気だったために起きたものということです。

 親の心情、ストレスは子供の調子に直結します。これを読む受験生は親の機嫌をとり、親はなるべくそう思わないようにしましょう。特に親は、思っているだけでも子供には心情が伝わって(読みとられて)いるので、日々のストレスをなくすよう心がけてください。

 ここからが本題ですが、僕は11月~1月の間に10回以上不合格(開成)を確信しました(結果、合格)。共通する理由として、とにかく「落ち」ました。クラスが落ち、受験に落ち、あと視力も落ちました。

 でも、そんな状況でも、僕は合格したんです。考えるに、多分、緊張しなかったからだと思います。開成を受けても全く緊張しなくて、自分でも驚く程でした。サピは本番で一科目失敗しても受かるような授業をするらしく、納得しました。僕は緊張せず、そのため練習と同じように成果が出た。皆は緊張して練習より力が出せなかった。この違いに気付き、結局心と体の調子が結果を決めると思いました。